now loading
tel0800-222-6155

(受付時間:月~金 9:00~18:00)

気になる

条件検索

介護コラム

医療介護求人メディケアキャリア 介護コラム ケアマネージャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?役割や仕事内容を解説

公開日:2024年11月08日 |  更新日:2024年11月08日

ケアマネージャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?役割や仕事内容を解説

介護福祉士

介護職

ケアマネージャー(介護支援専門員)とはどんな仕事?役割や仕事内容を解説

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護保険制度によって設けられた介護の専門職です。地域における介護サービスの中心的な存在として、介護や支援を必要とする人が適切な介護サービスを受けられるよう、相談への対応や計画書の作成など重要な役割を担っています。高齢化が進む日本では、今後も介護サービスを利用する人が増えていくと予想されます。介護や支援サービスを必要な人へ適切に提供するケアマネージャー(介護支援専門員)へのニーズは、益々高まっていくことでしょう。この記事では、ケアマネージャー(介護支援専門員)とはどのような資格か、役割や仕事内容などを紹介していきます。

目次[非表示]

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは

ケアマネージャーは一般的に「ケアマネ」と呼ばれる職種で、厚生労働大臣が定める資格の正式名称は「介護支援専門員」です。ケアマネージャー(介護支援専門員)は、特別養護老人ホームなどの入居施設や地域包括支援センターなどに配置されて介護サービス全体をマネジメントする専門職として活躍しています。介護サービスを利用する人ごとにケアプランを作成し、身体状態の維持や悪化の防止を目指します。利用者が必要な介護などを受けられるよう、相談の際にはきめ細やかに聴き取ながら関係機関との連携を取らなければなりません。

ケアマネージャー(介護支援専門員)になるには、介護や福祉に加えて医療分野の専門知識も必要です。幅広い知識や技術が求められるため、介護支援専門員の資格を取得するには5年以上の実務経験が求められています。

ケアマネージャーの主な業務内容

ケアマネージャーの業務内容は、介護・支援サービス全般に渡る幅広いものです。主な内容には、相談業務、利用者や家族が持つ課題への対応、提案した解決策についての情報提供などがあります。相談内容や解決策に基づき介護サービス計画書(ケアプラン)を作成する業務も重要です。さらに、サービスの利用が開始されてからは、サービス事業所へ適切にサービスが提供されているかといった連絡や調整を行います。

ケアマネージャーの業務は、サービスを提供すれば終わりという訳ではありません。1カ月に1回の利用者宅訪問により、利用者や家族からの相談への対応や状況把握も大切な仕事です。サービスの利用で利用者の課題が解決されていない場合は、課題解決に向けてサービス内容を見直します。自治体からの要介護認定調査の依頼があれば調査・報告業務を行います。また、要介護認定の更新時に変更があれば、サービス担当者会議を開いてケアプランについて話し合ったうえでサービス内容を変更します。

ケアマネージャーの役割を解説

介護サービス全般をマネジメントするケアマネージャーの主な役割には、ケアプランの作成と共に介護給付費の管理も含まれています。ケアプランは利用者一人ひとりのニーズに応じて作成するもので、これにより介護サービスの内容が決まる重要なものです。また、利用者や家族とサービスを提供する事業者をつなぐ調整役という役割も果たしています。ここでは、このようなケアマネージャーの役割について解説していきますので参考にしてください。

ケアプランを作り、給付管理も行う

ケアマネージャーの役割のなかでも大きなウエイトを占めるのがケアプランの作成です。ケアマネージャーは、ケアプランの作成にあたってアセスメント(課題分析)を行います。そのために、介護や支援を必要とするサービス利用者の自宅を訪問して日常生活の状況を把握します。食事や排泄、掃除などの日常生活の悩みや課題に対し、住み慣れた自宅で生活するために必要なサービスを選びケアプランを作成することが必要です。利用者が特別養護老人ホームなどの施設に入所している場合は、サービス事業者を選ぶよりも施設内のサービスを中心にしたケアプランを作成します。

利用者がサービスを利用した際の介護給付費の管理もケアマネージャーの大切な役割の一つです。介護保険サービスを提供した事業所は、国民健康保険団体連合会へ介護給付費の請求をします。この時に必要な書類を作成するのがケアマネージャーです。事務員が作成する場合もありますが、基本的にはケアマネージャーが責任を持って行います。

利用者や家族とサービス事業者をつなぐ調整役

ケアマネージャーの大切な役割の一つとして、利用者とサービス事業者との橋渡しがあります。一般的に、サービスを必要とする利用者のほうには専門職とは違い介護保険に関する知識はあまりありません。訪問介護や通所介護などの種類がある介護保険サービス事業者の数は多く、選択するための情報も必要です。介護保険の専門知識を有するプロフェッショナルであるケアマネージャーには、利用者に対して必要な情報を分かりやすく説明することが求められます。利用者が済むエリアのサービス事業者の情報に詳しいケアマネージャーが、選択肢を絞ってサービス事業者を紹介します。

サービス開始後に利用者が何かしらの要望やクレームを抱いた場合でも、事業者には直接言いにくいものです。その際にも、定期訪問や利用者から連絡を受けるなどしたケアマネージャーが利用者の要望を聴き取り対処します。ケアマネージャーは中立の立場に立つのが基本なので、サービス事業者からの意見も聴き取り利用者に伝えて調整役を務めるのが特徴です。

ケアマネジメント枠以外の仕事とは?

ケアマネージャーの仕事は、ケアマネジメントの範囲にとどまりません。生活に困っている人からの相談には、相談者が行う生活保護の申請手続きのサポートなどをします。金銭的な問題は周囲には相談しにくいため、ケアマネージャーは相談内容を客観的に判断し、必要な窓口につなげます。同様に、食料が十分に得られないという相談にも配食サービスなどの解決方法を紹介することもあります。

高齢者の自宅で相談に応じるケアマネージャーは、日常生活での困りごとを相談されることも多くあります。たとえば、送付された公的書類への記載方法が分からないので教えてほしい、などの相談にも対応します。ただし、家事などほかの介護サービスにつなげるものもあるため、すべてケアマネージャーの仕事という訳ではありません。

ケアマネージャーになるための資格

ケアマネージャーになるには介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修を受講することが必要です。ケアマネージャーの資格は国家資格ではなく、各都道府県が管轄する公的資格で、1年に1回介護支援専門員実務研修受講試験が実施されています。合格後に87時間の実務研修を受講・修了し、都道府県への登録申請・介護支援専門員証交付を受ければ資格を取得できます。

介護支援専門員実務研修受講試験を受験するためには要件を満たす必要があるので、希望する場合は確認しておきましょう。ひとつには、介護福祉士や看護師、保健師などの福祉、医療、保健に関する国家資格を有し、生活相談員などの対人援助業務の実務経験が5年以上あることです。また、国家資格がない場合は、特定の福祉施設や介護施設での相談援助業務の経験が5年以上ある場合も要件を満たすことができます。どちらも実務経験の日数は900日以上と定められているので、受験日までに要件を満たすことができるかを確認しておくことが大切です。

ケアマネージャーの役割や仕事内容 

ケアマネージャーは、介護サービスを総合的にマネジメントする役割を持つ専門職です。介護や支援を必要とする人の相談に対応し、ケアプランの作成や介護サービス事業者の紹介など幅広い業務を行います。サービス開始後も、中立的な立場で利用者と事業者の意思疎通が良好にできるよう橋渡しをします。

ケアマネージャーの資格を取得するには、必要な実務経験を積んでから受験や実務研修を修了しなければなりません。それだけに、ケアマネージャーは専門性の高い知識や技術を身に付けたスペシャリストとして活躍できる職種です。困っている人の悩みに対応して解決策を提案するなど、感謝されるやりがいのある仕事内容にも魅力があります。介護の現場などで実務経験を積んでいる方は、ぜひ資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

メディケアキャラアイコン

北信越で介護の求人をお探しの方は、
メディケアキャリアの求人をご覧ください

メディケアキャリアで
北信越の介護職求人を探す

メディケアキャラアイコン

北信越で介護職求人を紹介してもらうなら
メディケアキャリアの転職サポートが
オススメです!

無料転職サポートに申し込む

関連記事

  • 介護職員初任者研修の資格とは?取得するメリットや方法を解説

    更新日:2024年11月08日

    介護職員初任者研修の資格とは?取得するメリットや方法を解説

    介護福祉士

    介護職

    介護職員初任者研修の資格について、旧ヘルパー2級から変更になった点や資格取得の方法、資格を持つことで得られるメリットなどを詳しく説明します。

    詳しく読む
  • 介護福祉士になるにはどうすればいい?仕事内容や資格取得方法も紹介

    更新日:2024年11月08日

    介護福祉士になるにはどうすればいい?仕事内容や資格取得方法も紹介

    介護福祉士

    介護職

    介護福祉士が担当する仕事の内容を紹介するとともに、資格の取得方法についても詳しく紹介します。

    詳しく読む
  • ヘルパー2級が介護職員初任者研修に変わった理由は?違いや仕事への影響を解説

    更新日:2024年10月10日

    ヘルパー2級が介護職員初任者研修に変わった理由は?違いや仕事への影響を解説

    介護福祉士

    介護職

    ヘルパー2級が介護職員初任者研修に変わった理由や、名称変更によって出る影響などについて、詳しくご説明します。

    詳しく読む
  • グループホームとは?仕事内容や一日のスケジュールを徹底解説

    更新日:2024年10月10日

    グループホームとは?仕事内容や一日のスケジュールを徹底解説

    介護福祉士

    介護職

    グループホームとは一体どのような施設なのか、という説明から始まり、グループホームでの仕事内容、グループホームで働くメリット・デメリットなどをご紹介します。

    詳しく読む
お問い合わせ先
tel 0800-222-6155 費用は無料

※受付時間:月~金 9:00~18:00