介護施設での看護師の働き方
日勤のみの求人や土日休みの求人もみつかる
看護師資格を活かした介護施設での働き方
介護施設での仕事内容
近年の高齢化社会の中で、介護施設でも看護師が活躍するシーンが増えてきています。介護施設といっても「特別養護老人ホーム」や「デイサービス」など施設の形態は様々ですが、病院やクリニックとの大きな違いは、「治療の施設ではない」ということがいえます。ですので、看護師の仕事内容も、医療処置よりも「入居者の健康管理」や「見守り」という業務が中心となります。そのほかの業務としては次のようなものがあります。
- バイタル測定
- 服薬管理
- 医師・リハビリスタッフ・介護職員との連携
- 簡単な医療処置(吸引、インシュリン注射、胃ろう、経管栄養など)
- 緊急時の対応(医師・施設管理者・家族などへの連絡) など
おむつ交換や食事の介助などの生活介助は、基本的には介護スタッフが行いますが、勤務する施設の形態・職員構成などによっては、看護師も介護業務を行う場合があります。
介護施設の種類と特徴
介護施設は様々な種類があります。代表的な施設の特徴をつかんで、実際のお仕事のイメージを広げましょう。
- 特別養護老人ホーム
- 通称「特養」。65歳以上の要介護認定された方のうち、在宅での介護が難しい方が「終の棲家」として入居します。健康管理や衛生管理が中心で、医療サービスを提供している施設は少ないです。勤務時間は、日勤のみがほとんどで、夜間はオンコールで対応することが多いです。
- 介護老人保健施設
- 通称「老健」。65歳以上の要介護認定された方で退院後に自宅での生活が困難なかたが、自宅復帰を目指す施設です。自宅復帰を目指すので、3~6ヶ月程度の入居が多く、リハビリや医療ケアが中心となります。医師・看護師が多く、勤務時間は24時間体制のシフト制が多いです。
- 有料老人ホーム
- 民間が経営する施設が多く、60歳以上の自立した高齢者が入居します(入居時年齢は施設によって異なります)。快適な生活を送るための介護サービス提供が主となりますので、健康管理や衛生管理が中心となります。勤務時間は日勤が多く、夜間はオンコール対応がほとんどです。
- デイサービス
- 通称「デイ」。自宅で生活をし、介護を受けている65歳以上の方に、日中の一時的な介護ケアを提供する施設です。入浴・食事・リハビリ・レクレーションなどのサービスが提供され、看護師は一人の場合もあります。勤務時間は日勤のみで、土日休みの施設もあります。
- グループホーム
- 認知症の高齢者が、認知症進行の遅延と心身機能の維持を目的として生活する施設です。生活介助のサービスが中心で1ユニット5~9名となっているので介護職員も少ないのが一般的です。そのため業務的には介護の補助も行う場合が多いようです。
- そのほかにも様々な施設があります。詳しい施設の特徴は、「介護施設の特徴」をご覧ください。
介護施設で勤務を考えている
看護師からよくいただくご質問
介護・福祉分野での勤務経験がありません。未経験でも大丈夫でしょうか?
大半の看護師の方は、介護施設での勤務経験がありません。お年寄りが好き、じっくりと利用者とかかわりたいという気持ちがあれば大丈夫です。
メディケアキャリアでは、多くの介護施設未経験の看護師さんの就職にかかわってきた実績があります。施設の特徴や働き方について、キャリアアドバイザーが丁寧にご説明させていただきます。
給与は病院と変わらないのでしょうか?
施設によって給与は違いますが、一般的に給与が病院より高いということはありません。
しかし、利用者とじっくり関わることができたり、日勤のみの勤務ができたりするなどの魅力も介護施設にはあります。
年齢が高くても採用していただけますか?
病院やクリニックなどの医療現場に比べると、年齢が高くても採用いただける可能性は高いといえます。雇用形態は、契約社員や派遣社員の場合が多く、勤務時間や日数も配慮いただける場合が多いです。メディケアキャリアでも定年後の再就職の方などの支援実績があります。